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鋼板付軌道パッドのステンレス鋼板のはく離は、長い間問題とされていました。
当社ではゴムとステンレスの接着方法を様々な角度から研究し、最良の接着方法で製品を作ってまいりました。
しかし、今回ステンレスと同等のふく進抵抗力を持つ新素材EB材（超硬質ゴム）を開発した事から、EB材とバネ定数を構築する軌道パッド材質とを、一体加硫成形することに成功しました。
このEB材付軌道パッドは、はく離も無く、ステンレスを使用していないので電気絶縁抵抗にもより優れた特性を持っています。

様々な耐久試験結果と、2005年より実用化されている鋼直改良型（5型）での実績により、鋼板付軌道パッドの代替としてEB材付軌道パッドの使用が、鉄道総合技術研究所で認められました。
その後、新幹線での使用も認められ、北海道、東北、上越、北陸、山陽、九州新幹線でも採用されております。